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リスボンで過ごす一週間:7日間の旅程・ツアー提案

リスボン(Lisbon)は、魅力的な旅の予定を盛りだくさんに詰め込んだ休暇を一週間過ごすのに最適な場所です。リスボンとその周辺地域には美しいビーチなど訪れるべき場所がたくさんあり、日帰り旅行の選択肢も豊富にあるため、一週間の予定表はすぐに埋まってしまいます。日中のアクティビティはもちろん、リスボンでは賑やかなナイトライフやグルメ、素晴らしい気候を満喫することもできます。

ほとんどの旅行者は、リスボンをまわるのに十分な時間を取らずに焦ってできるだけ多くを見ようとするため、リスボンという魅力的な都市を最大限に満喫せずに帰っていってしまっています。それと同じ過ちを繰り返さないよう、少なくとも一週間は確保して素晴らしいリスボンの市街地とその周辺地域を満喫してください。このガイドでは詳しい情報のリンクを入れながら、リスボンでの一週間の旅程表を提案していきます。

リスボンで過ごす一週間 - 概要

一週間の旅程表の提案:
• 1日目 – アルファマ(Alfama)地区、バイシャ(Baixa)地区、バイロ・アルト(Bairro Alto)地区、カイス・ド・ソドレ(Cais do Sodre)地区
• 2日目 – ベレン(Belem)地区、アルカンタラ(Alcântara)地区、エストレラ(Estrela)地区
• 3日目 – パルケ・ダス・ナソンイス(Parque das Nações)、リベルダーデ大通り(Avenida da Liberdade)プリンシペ・レアル(Príncipe Real)
• 4日目 – シントラ(Sintra)へ日帰り旅行
• 5日目 – カスカイス(Cascais)へ日帰り旅行
• 6 日目– ビーチでゆったり過ごす一日(またはオビドス(Obidos)へ日帰り旅行)
• 7日目 – セトゥーバル(Setubal)(またはセジンブラ(Sesimbra))へ日帰り旅行• 金曜日または土曜日 – バイロ・アルトとカイス・ド・ソドレでナイトライフをエンジョイ

注:リスボンの公共交通機関網はしっかり整備されているため、どの日帰り旅行先もレンタカーを利用せずに気軽に赴くことができます。

ここからはリスボンで過ごす一週間の休暇の詳細を日ごとに説明していきます。

1日目 - アルファマ地区、バイシャ地区、カイス・ド・ソドレ地区、 バイロ・アルト地区

初日はアルファマ地区、バイシャ地区、カイス・ド・ソドレ地区、バイロ・アルト地区を訪れます。リスボンの有名な観光地の多くがこのエリアに位置していて、観光の導入部分としてピッタリです。

バイシャ地区は見事な広場や壮大な大通りから構成されていて、1755年の地震で甚大な被害を受けたのちにすべて再建されました。リスボンで最も古いエリアであるアルファマ地区は小さい道が迷路のように入り組んでいます。険しい上り坂を昇っていくと城にたどり着きます。

カイス・ド・ソドレはテージョ川(Tejo Estuary)の川岸に沿っている地区で、以前はしけた売春宿街でしたが、近年リスボンで最もトレンディなエリアの一つに生まれ変わりを遂げました。バイロ・アルトはリスボンのナイトライフの中心として有名ですが、美しい広場や素晴らしい眺めを楽しめる場所も多くあります。

2日目 – ベレン地区、アルカンタラ地区、エストレラ地区

2日目はリスボンの3地区を訪れますが、ベレンの探索に多めに時間を割くことをお勧めします。 ベレンはリスボン西部の風光明媚な地区であり、テージョ川の川岸の公園や幾何学模様のデザインを取り入れた庭園などがたくさんあります。また、この地区には豪華なジェロニモス修道院(Jeronimos Monastery)、美しいベレンの塔(Torre de Belem)や発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)などがあり、E15トラムで訪れることができます。

エストレラは静かで落ち着いた地区なので、ベレンの観光客の人だかりから離れてゆったりくつろぐのに適した場所です。リスボンではアーティストのコミュニティーが栄えていて、アルカンタラのLXファクトリー(LX factory)はアーティストシーンを体験するのに最適な場所です。

Torre de Belem

ベレンの塔

ベレンの見所
• ベレンの塔
• ジェロニモス修道院
• 発見のモニュメント
• 川岸に沿ってゆったり散策
• カスタードクリーム入りタルトの「パステイス・デ・ベレン(または「パステル・デ・ナタ」)」(Pasteis de Belem (Pastel de Nata)。日本では「エッグタルト」と呼ばれています)
• ベラルド現代近代美術館(Berardo art museum)
• 国立馬車博物館(Museu Nacional dos Coches)
• MAAT美術館(MAAT museum)

エストレラの見所
• エストレラ大聖堂(Basílica da Estrela)
• サン・ベント宮殿(Palácio de São Bento)
• 28番トラムルートにある静かなエリア
アルカンタラの見所
• アーティストによるお洒落なお店・カフェなどが楽しめるLXファクトリー
• 市電博物館(Museu da Carris)
• ヨット・ハーバーであるドッカ・デ・レクレイオ・サント・アマーロ(Doca de recreio de Santo Amaro)

 

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3日目 - パルケ・ダス・ナソンイスとリスボン中北部(エドゥアルド7世公園からプリンシペレアル

この日の見所は全く異なる二つに分かれています。パルケ・ダス・ナソンイス地区と、エドゥアルド7世公園(Parque Eduardo)を通って程よい坂道を下っていき、リベルダーデ大通り(Avenida da Liberdade)に沿っている地域です。

パルケ・ダス・ナソンイスは歴史的なリスボンに対してかなりモダンなエリアです。1998年の万博の時に建設が進められ、それ以降はポルトガルのビジネスの中心として変遷を経てきました。この地区はリスボンの東側、テージョ川の川岸に位置していて、超モダンな建物、斬新な建築物、水をテーマにした庭園などがあります。

3日目のおススメアクティビティ提案の2点目は、グルベンキアン美術館(Calouste Gulbenkian Museum)(GPS: 38.73749, -9.154579)からレスタウラドーレス広場(Praça dos Restauradores)(GPS: 38.71573, -9.14168)までの散策です。この3.5kmの下りのルートはエドゥアルド7世公園とマルケス・デ・ポンバル広場を通り、通りに沿って木が植えられているリベルダーデ大通りに沿って行き、最後にレスタウラドーレス広場にたどり着きます。

 

4日目– シントラへ日帰り旅行

シントラはシントラ山脈(Serra de Sintra)に位置しており、松で覆われた丘に豪華な城、華麗な豪邸や古代の城跡が見られます。歴史的なモニュメントに加えて、 挑戦しがいのあるハイキングトレイルや息を飲むような美しい景色、ポルトガルでも人気のあるロッククライミングなども楽しめます。シントラはリスボンからの日帰り旅行の目的地としては最高の場所で、リスボンで過ごす一週間の休暇に絶対に含めるべき場所です。

リスボンからシントラへは直通の電車が運行していて、駅から主要な観光地へはバス(ルート434)が運行しています。ほとんどの観光客はシントラで一日だけ過ごすことが多いのですが、二日間の予定表がびっしり埋まる程の多くの魅力がシントラにはあります。

注:注:シントラは混雑する可能性があるため、早朝に観光を始めることをお勧めします。

5日目- カスカイスへ日帰り旅行

カスカイスは、伝統的なポルトガルの漁業の伝統と19世紀の偉大な建造物を併せ持った美しい街です。元々カスカイスは小さな漁港でしたが、王ルイス1世(1861-1889)の命により宮廷避暑地になりました。

カスカイスの魅力と言えば美しいビーチと壮麗な歴史的建造物、そしてかわいらしい中心地の街並みであり、洗練された休暇の目的地として観光客を引き付けています。リスボンーカスカイス間は頻繁に電車が運行されており、値段もリーズナブルです。
カスカイスへの日帰り旅行の見所:
• カストロ・ギマラインス侯爵博物館(Museu Condes de Castro Guimarães)と屋敷
• 美しいプライア・ダ・ライーニャ(Praia da Rainha)ビーチ
• 地獄の口(Boca do Inferno)と崖の累層
• マレシャル・カルモナ公園(Parque Marechal Carmona)
• カスカイス城塞(Cidadela de Cascais)

6日目– ビーチでゆったり過ごす一日、またはオビドスへ日帰り旅行

リスボンを初めて訪れる人は、リスボンや周辺地域に美しいビーチがたくさんあるということを知って驚かれることが多々あります。公共交通機関を利用することで気軽にこれらのビーチを訪れることができます。

リスボンの西にはオエイラス(Oeiras)-エストリル(Estoril)-カスカイス海岸線という人気のビーチが多くあり、ずっと続く豊かな砂浜と魅力的なリゾートタウンは家族連れや日光浴好きな人におススメです。リスボンの南にはコスタ・ダ・カパリカ(Costa da Caparica)海岸線という手付かずのビーチが25Km以上に渡ってセトゥーバル半島の西側に沿って続いていて、サーフィンに最適な場所となっています。

ビーチで一日過ごすのであれば、広大な砂浜のビーチに美しい海水が魅力のプライア・デ・カルカヴェロス(Praia de Carcavelos)がおススメです。観光客向け施設も豊富にそろっていて、リスボン中心地から電車ですぐの場所です。
注:ビーチで過ごすのに最適な気候は5月から9月末までです。8月のビーチはどこも人で混雑します。

オビドス
オビドスはクラシックなポルトガルの城壁に囲まれた街で、リスボンから近い、絵画のように美しい街のうちの一つです。あまりビーチには行きたくない場合、または天候があまり良くない場合には、オビドスが代案としておススメです。

7日目 – セトゥーバル(とセジンブラ)への日帰り旅行

最終日には、セトゥーバルまたはセジンブラを訪れることをおススメします。セトゥーバルは頑強な要塞を有する賑やかな港町で、活気あふれる市場が毎日開かれていて、独特な歴史ある中心街が見所です。セトゥーバルの港からフェリーが出ており、トロイア半島(Troia Peninsula)にある楽園のようなビーチに行くことも可能です。

セジンブラは伝統的なビーチリゾートで、ポルトガル人の観光客にも人気の街です。セジンブラにはシーフード料理のレストランがあることで有名な砂浜のビーチがあり、まぎれのないポルトガルの雰囲気が漂っています。

セトゥーバルとセジンブラの間にはセーラ・ダ・アラビダ(Serra da Arrabida)自然公園のギザギザした丘が連なり、美しいポルティーニョ・ダ・アラビダ(Portinho da Arrábida)海岸線も見られます。
リスボンからセトゥーバルまでは電車とバスが運行しており、セジンブラまではバスが定期的に運行しています。

金曜・土曜にエンジョイしたいナイトライフ

リスボンのナイトライフは賑やかで、自由と多様性に溢れた雰囲気が魅力です。金曜と土曜はバイロ・アルト地区とカイス・ド・ソドレ地区の通りは地下のバー、ファドのミュージックベニュー、アーチザンカフェのオープンによって活気づいてきます。夜が更けるにつれ、人々が通りで交流を深めて盛り上がり、午前2時にクラブや深夜のダンスホールがオープンしてから太陽が昇る時間まで盛り上がりは続きます。

uk - 1 semana en Lisboa it de fr